新・氷川清話

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新・氷川清話

第一章(2) 勝海舟が暗殺されなかった理由

-- あ、はい。では、勝先生、あ、いえ勝さん。今、こちらでは大河ドラマで「龍馬伝」をやっておりまして、幕末ブームが起きています。あの激動の時代にあって、勝さんは、何度も危険な目に遭いながらも暗殺されることなく天寿を全うされたと思っております。何か秘訣でもあればお教え戴けませんか?


勝海舟 うん、まぁこんなので、答えになってるかどうか分かんないけど、そういうのは普段から準備しとくんだよ。シミュレーションっていうのかな、あの角から刺客が襲ってきたら、こう身をかわせばいいなとか、ここで懐に入って投げればいけるなとか、何通りかイメージトレーニングしておくのさ。それでね、外で似たような場面に出くわしたらだな、あの角から出てきそうだな、と想定してね、何通りか考えた中のあのパターンで対応すればいいかな、とかね予め心積りしておくんだよ。最初から斬りかかってくると思っていたらさ、それなりに対処できるからね。でも、まぁそれでも斬られなかったのは、運もあったんだと思うよ。


-- なるほど。前もって準備しておいたのですね。いつもそうしていたんでしょうか。

勝海舟 そうだねぇ。家にいるときとか、ちょっとした時間があるときとかだね。まぁそうそういつもいつもやっていた訳じゃないよ。でも俺達の時代は何処其処で誰々がやられたとかどうとか物騒な便りとかよく来ていた訳だ。その度にちゃんと備えておかにゃいかんなって感じで思い出したようにやってたね。

  
-- そういえば勝先生は出かける時も駕篭に乗らずに、空の駕篭を先に行かせては後で供の方と一緒に歩いて行かれたとか。
  
勝海舟 まぁ、ねぇ。駕篭ほど危ないものはないんだよ。だって、こう座っているだろう。多少は揺れるから掴まったりしてね。そんなところに周りから襲い掛かられてごらんよ。ひとたまりもないよ。だから、まぁあまり使わなかったね。裏をかくというのもあるけれど、見通しの利く歩きのほうがまだましだったということだね。


~以下次号


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